10位:三億円事件に隠された真実とは?
三億円事件は、白バイ警官に扮した犯人が現金輸送車の3億円を奪った窃盗事件。三億円事件は、当時勃興していた学生運動を摘発するためのでっち上げという説が存在します。
三億円事件が起きたのは1968年。1960年の日本では、日米安全保障条約に反対する学生が警察と衝突する安保闘争が起きています。安保条約は10年後の更新が明記されており、1970年にも過激な安保闘争が予想されました。
つまり三億円事件は学生運動の摘発が目的。三億円事件で警察は11万人以上の近隣の若者の捜査をしており、この中に安保闘争に入れ込む学生がいた事は間違いありません。1970年には再び安保闘争が起きますが、1960年時より小規模でした。
なお三億円事件の犯人は警察官の息子という説もありますが、息子は事件の5日後に自殺しました。有名なモンタージュ写真も犯人のものではありません、三億円事件は戦後最大のミステリーと呼ばれるのも納得です。
9位:地図から消された杉沢村?
杉沢村は、青森の山中に存在したとされる村です。噂によると、昭和初期のある日、杉沢村に住む1人の青年が発狂して村人を全員殺害。その後で青年も命を絶ったため、杉沢村には誰もいなくなったとされます。
やがて杉沢村は隣村に編入されて廃村となりますが、廃墟は今でも存在するそうです。2000年に「アンビリバボー」の特番で杉沢村伝説が取り上げられ、大きな反響を呼びました。当番組では杉沢村は、時空の歪みの中にあると結論付けられました。
杉沢村は1938年に岡山県津山で起きた「津山三十人殺し」や、1953年に青森県で1家7人が殺害された「青森県新和村一家7人殺害事件」がモデルになったとされます。
2014年には伊藤寧々を主人公にした映画「杉沢村都市伝説 劇場版」が放映されるなど、現在に至るまで様々なメディアに取り上げられています。
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