6位:相模原障害者施設殺傷事件-2016年
相模原障害者施設殺傷事件は、2016年7月26日に神奈川県相模原市にある知的障害者福祉施設・やまゆり園で発生した連続殺人事件です。入居者19名が刃物で刺殺され、入所者・職員合わせて26名が重軽傷を負いました。
犯人は元職員の植松聖で「重度の障がい者は安楽死した方が良い」と周囲に主張する等、極めて危険な思想を持っていました。植松は深夜にやまゆり園に侵入し、職員を結束バンドで拘束。ベッドに寝ている入居者を次々と刺していったといいます。
植松は逮捕後も考えを改めておらず、遺族に対する謝罪も、反省の意を伝えたこともないそうです。事件当初植松は「自己パーソナリティー障害」と診断されましたが、責任能力があると判断され2020年に死刑判決が確定しました。
殺害人数19名と第二次世界大戦後の日本で発生した殺人事件の中で人数が最も多く、日本社会に大きな衝撃を与えた事件となっています。
5位:京都アニメーション放火殺人事件-2019年
京都アニメーション放火殺人事件は、2019年7月18日に京都市伏見区で発生した放火殺人事件です。アニメ制作会社・京都アニメーションに男が侵入し、ガソリンを撒いて放火。スタジオは全焼し、36人が死亡。33人が重軽傷を負いました。
犯人の青葉真司は過去に強盗事件を起こしていた他、騒音等で地域住民と度々トラブルになっていました。放火をしたのも「(京アニに投稿した)小説をパクられた」という身勝手なもの。彼もまた重度の火傷を負い、一時は命も危険もあったのです。
結果的に青葉は一命を取り留めたものの、裁判を受けられる状態ではなく、2021年12月時点で初公判の時期は未定。罪を犯した人間を治療する事は、世論に大きな疑問を投げかけました。
4位:津山三十人殺し-1938年
津山三十人殺しは、1938年5月21日に岡山県貝尾・坂元集落(現・津山市)で発生した連続殺人です。犯人の都井睦雄はわずか2時間のあいだに、村人30人を改造猟銃と日本刀で殺害。都井自身も全ての犯行を終えた後で遺書を書いて自殺しています。
当時、不治の病といわれた結核に感染し、それまで関係をもっていた女性たちに拒絶された都井睦雄は、自分を差別する人間を殺害することを決意。猟銃や鉈を準備し、計画的にこの事件を起こしました。
都井が犯行におよんだ決め手となった理由は、被疑者死亡のため現在もわかっていません。また、都井が自殺してしまったため、この事件は不起訴で捜査が終了しています。
コメント