12位:神戸市連続児童殺人事件(酒鬼薔薇事件)-1997年
神戸市連続児童殺人事件は、1997年2月から5月にかけて神戸市で発生した連続殺人です。犯人は14歳の中学生で、2月にハンマーで女児1名を殺害し、1名に重傷を負わせました。5月には男児を殺害し、遺体の頭部と以下の犯行文を中学校の校門に起きました。
さあゲームの始まりです
愚鈍な警察諸君
ボクを止めてみたまえ
ボクは殺しが愉快でたまらない
人の死が見たくて見たくてしょうがない
汚い野菜共には死の制裁を
積年の大怨に流血の裁きをSHOOLL KILL学校殺死の酒鬼薔薇
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結果的に少年は6月28日に逮捕され「人間を解体してみたかった」という猟奇的な犯行理由を供述。容疑者の正体もあいまって、世間に大きな波紋を広げたのはいうまでもありません。この事件をきっかけに、少年法が改正されました。
元少年は少年院を退院し、更生指導員とともにとある団地で平穏に暮らしているといわれていますが、真偽は定かではありません。2015年には手記である「絶歌」を刊行していますが、遺族が更なる精神的苦痛を受けた事は言うまでもありません。
11位:尼崎連続変死事件-2012年
尼崎連続変死事件は、1987年に発生した女性の失踪事件に端を発して発生した、複数の不審死や失踪事件の総称です。主犯の角田美代子は複数の家を乗っ取り、その過程でその家庭の人々を洗脳。角田の指示で多くの人達が殺人に加担していきました。
被害者そして加害者の多くは角田と血縁を結ばされた人間ばかりでした。角田による奇妙な共同生活・親戚関係を強いられ、洗脳されていったものと思われます。事件の経過は非常に複雑で、1つの記事が出来るほどです。
主犯である角田は逮捕されたものの、2012年12月に留置所で自殺しているのがみつかり、真相は闇の中へと葬られました。この一連の事件で亡くなった人数は、わかっているだけで8名、逮捕されたのは自殺した角田を含め11名におよびます。
10位:秋葉原通り魔事件-2008年
秋葉原通り魔事件は、2008年6月8日に秋葉原の歩行者天国で起こった無差別殺人事件です。犯人の加藤智大は大型トラックで歩行者天国に侵入し、青信号を横断中の5人の歩行者を撥ねました。車を降りた加藤は被害者の救護にあたる通行人ら17人を殺傷しています。
逃走を図った加藤ですが、間もなく秋葉原交番の警官に取り押さえられました。発生から逮捕は十数分の出来事だったといいます。加藤の凶行で7人が死亡し、10人が重軽傷を負いました。
加藤は母親のスパルタ教育の影響で、周囲と馴染めなずに育ち、ネットの掲示板が生きがいの人間でした。彼が事件を起こしたのは、ネットに現れた「荒らし」に対する抗議の手段だったのです。事件直前まで掲示板には犯行を仄めかす加藤の書き込みがありました。
ただ表向きの殺害動機はネットがらみとされていますが、「若者の労働環境の悪化」も問題視された事件となりました。加藤は2015年に死刑が確定、現在拘置所に服役しています。
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