第7位:中村中
シンガーソングライターの中村中さんは、男性として生まれていますが女性として生きるトランスジェンダーです。中村さんはセカンドシングル「友達の詩」を発売時にトランスジェンダーであることを公表し、翌年には紅白歌合戦に出場も果たしました。
私はトランスジェンダーです。歌手です。役者です。
でもトランスジェンダー歌手ではないのです。
昔は、こう呼ばれたら「間違ってないんだけどー」なんて気づかって訂正してたけど、今は、間違っているよ?と言えないといけないと思ってます。気付きのある文章でした。突然のリツイートすみません! https://t.co/ysXyKzMeKP
— 中村 中 (@ataru_nakamura) May 7, 2019
しかし中村さんは自らトランスジェンダーであることをカミングアウトしたことにより、セクシャリティについて聞かれることも多く非常に苦しい思いもしたのだそう。そして紅白歌合戦では「赤色のドレスに少し白地があるデザイン」を身にまとうなど性に対する過剰な演出から、非常に辛い思いをしたと後にインタビューで語っています。
第6位:前田健
2016年に虚血性心不全で亡くなった、お笑い芸人の前田健さんは、2005年にゲイであることをカミングアウトしています。そして2009年には書き下ろし小説「それでも花は咲いていく」を発表し、自ら同作の映画化を実現させました。作品はセクシャル・マイノリティーをテーマに、人には話せない悩みを抱えた男性たちの日常を描いています。
これは前田さん自身の体験を基にしており、「男性を好きになる気持ちを止められない」という気持ちを主人公たちに投影したのだそう。そして「世の中あなた用にできていなくて生きづらいけれども、あなたにしか咲かせられない花がある。誰かを好きになった記憶は美しいものに違いないから」と思いを語っています。
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