【本家公認】ジブリ作品の裏話・裏設定ランキングTOP20

2位:「もののけ姫」の裏話

もののけ姫
出典:スタジオジブリ

もののけ姫は、1997年に公開された作品です。タタリ神の呪いを受けたアシタカが、西方の地でタタラ場に辿り着いた時、この地では山犬に育てられたサンという少女がタタラ場に戦いを挑み続けていました。

最後のコダマが伝えたい事とは
出典:ジブリのせかい

本作では雄大な自然に住む「コダマ」という森の精霊が登場します。ラストシーンでは再生しつつある森に佇む一体のコダマが登場しますが、宮崎駿はこのコダマを「後のトトロ」にする構想があったそうです。つまりもののけ姫ととなりのトトロは、同じ世界線の物語なのです。

ジブリでも人気の高いエボシ
出典:ジブリのせかい

またタタラ場を総括するのは、姉御肌の棟梁「エボシ」。彼女には裏設定があり、海外に奴隷として送られて倭寇の頭目の妻になった後、頭目を殺して故郷に帰ってきたという壮絶な過去を持ちます。

アシタカとサンの距離感が示すもの
出典:やらおん!

自然と生命、そして人間のあり方を描いたもののけ姫ですが、一部では「アシタカとサン」が肉体関係を持ったという説もあります。鈴木敏夫に問い詰められた時、宮崎駿はこの説を否定していません。許嫁のカヤともアシタカは関係を持っていたとされ、もののけ姫が私達が思う以上にディープな作品という事がわかります。

1位:「千と千尋の神隠し」の裏話

千と千尋の神隠し
出典:スタジオジブリ

千と千尋の神隠しは、2001年に公開された作品です。家族と引越し先に向かう千尋は、森の中のトンネルを抜けると、その先には八百万の神々が住む世界が広がっていました。

油屋の正体は風俗
出典:シネパラ

千尋は名前を奪われて「千」という名前になり、油屋で湯女として働きますが、油屋は風俗の暗喩とされます。千という名前は源氏名であり、本作は風俗店に身を売られた少女の話をモチーフにしています。

なお、カオナシは金で何でも解決できると思っている人間。豚に変えられた両親は子を売った醜い親の暗喩。腐れ神は資本主義の生み出した公害とされます。宮崎駿は「日本はすべて風俗産業みたいな社会になってる」と述べており、作中で日本の負の要素を描きました。

ハクは千尋の兄?(真偽は不明)
出典: ダウンワード・パラダイス

また作中に登場する「ハク」は、「コハク川に落ちた千尋(幼少期)を助けるため、川に入って溺死した千尋の兄」という説が近年囁かれています。宮崎駿はこの説を否定も肯定もしていません。

ハクが千尋を助けた後で湯婆婆に八つ裂きにされた説もありますが、ハクはニギハヤミコハクヌシという神様です。湯婆婆は神様を迎える油屋を経営する立場。名前を奪ったとはいえ、神様を殺す事はできないのではないでしょうか。

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