【追加徴税の額がすごい】脱税して捕まった20人の芸能人

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フリーライター

唐木田あかね

新卒で出版社の編集部に配属され、カルチャー雑誌の編集を担当。10年間の勤務の後、子育てを機に退社し、フリーランスのライターとして独立。映画や音楽、サブカルチャーの知識を活かし、レビュー記事やコラムの執筆を行う。現在は複数のオンラインメディアで編集業務にも携わり、トレンドを追いかけることと新しいクリエイティブを発見することをライフワークとしている。

20位:板東英二

板東英二さん
出典:野球好き.com

日本の元プロ野球選手でタレントとしても活躍している板東英二さんは、2012年に個人事務所「オフィスメイ・ワーク」において約5000万円の取得隠しが発覚しています。板東さんは20年以上、国税納税PRポスターやCMに出演していたにもかかわらず、手口はかなり悪質で世間を驚かせました。

手口はイベント会社に企画制作を依頼していたように装い、その企画会社が受け取ったお金を還流させたり、倒産した自動車販売会社に貸したお金が回収できなかったように見せかけていたなどです。こうした架空外注を、板東さんは10年以上前から指示していたといいます。

植毛で7500万円脱税していた
出典:粉飾決算 脱税と倒産

脱税に励む傍ら、2007年には名古屋国税局から感謝状を贈られていたのだそう。そのほか板東さんは植毛を経費で落とす脱税をしており、こちらは7500万円の追徴課税を支払っています。会見では「植毛は税金がかかると知らなかった」と話していますが、国税から植毛は税金がかかると注意を受けていたそうです。

19位:石井和義

石井和義さん
出典:支援者のブログ

K-1の創始者と呼ばれる石井和義さんは、2003年に脱税で逮捕されています。石井和義さんが運営する会社「ケイ・ワン」で、脱税事件が発覚しました。石井さんは2年で5億円の取得を隠し、1億7千万円の脱税及び証拠隠滅をした疑いで逮捕されています。

石井さんは知人である佐藤猛と共謀し、佐藤の企画会社に外注支払いをしたように見せかける仮想隠蔽工作をし、ケイ・ワンの利益を圧縮して法人税3億円を免れたりしています。その隠し所得で石井氏は、高級車購入や生活費などに充てていたのだそう。

石井氏は東京地方裁判所で懲役1年10か月の判決が下され、静岡刑務所に服役していました。出所後は格闘技の世界に復帰し、2011年には北京で「国際K-1連盟(FIKA)」を設立しています。

18位:チュートリアル徳井

徳井義実さん
出典:JCASTニュース

お笑いコンビ「チュートリアル」の徳井義実さんは、2019年に設立した会社が3年間無申告だったとして、東京国税局から約1億円の申告漏れを指摘されました。さらに洋服代などの私的な資金を経費で落としており、2000万円の所得隠しが発覚しています。

徳井さんは所属事務所からのテレビの出演料を、この会社を経由して受け取っていたのだそう。これに関して徳井さんは会見を開いており、「本当にどうしようもなくルーズだった」「私のだらしなさ、怠慢」と話しています。

そして1億円以上の追徴課税を支払ったそうです。徳井さんは約半年間芸能活動を自粛していましたが、2020年2月から活動を再開しています。

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